絶対欠かせないーリスニング力を上げる具体的な方法(リエゾン編①)

リエゾン

こんにちは!雲海です。前回の記事では、リスニングができない要因の一つに、実際に流れてくる音と、認識している発音にある差異がリスニングができない原因であると解説しました。前回の記事ではリスニングができない原因について解説しておりますので、そちらも合わせてご覧いただくとリスニング対策を効果的に打てると思います。

リスニング中に流れてくる英文の発音と認識している発音の差異を埋めるためにどうすればいいのか?どうすれば効率的に埋めることが出来るのかについて記載しております。

リスニングにも文法がある?(聴法?)

皆さんはリスニングにも文法(聴法)があるのはご存じでしょうか?英語の勉強に励んでいる人は、リーディング対策として文法を学んでいる方も多いかと思いますが、リスニングにも同様のルールとなるものが存在します。しかし、中学や高校で行われる英語の勉強は、基本的にリーディング対策が中心となるため、習ったことがない方がほとんどだと思います。ここで言っているリスニングの文法(聴法)とは、英文が一定のルールに基づかれ発話されることを前提とする規則、法則性を指しております。それではどんなルールがあるのか見ていきましょう。

リエゾン

リエゾンって聞いたことない方も多いと思います。リエゾンとは音と音がつながる規則のことです。少しわかりにくいと思うので、簡単な例を見ていきましょう。

 例:I don’ t have a pen. (私はペンを持っていません。)

          アイ ドント ハバ ペン

ハブ ア ペンって発音されずハバ ペンと発音されますね。これはvという音とa pen の”a”の音がくっついていますね。英語の発音は文の中で単語(have)と次の単語(a)がくっついて発音されることがあります。このような規則をリエゾンといいます。

リエゾンの種類

リエゾンには大きく分けて3パターンあります。

  • 連結
  • 脱落
  • 同化

連結

音がつながるパターンです。先の例も連結パターンです。

脱落

発音されないパターンです。

例:good night (グッナイ dが脱落してます。)

同化

似た音どうしが別の音を生むパターンです。

 例:Did you (ディジュ)

  「ディドユー」が「ジュー」という音に変化しています。

なぜ規則を覚えないといけない?

リーディング対策として文法を習う人の中には、文法が嫌いな方がいるかと思います。SやらVやらそんなものが分かって何になるのか?日本語だって主語、動詞なんて意識しながら読まないのに。。というようにです。しかしこれは大きな間違いです。この法則性を知らない状態でネイティブではない人がリスニング対策をした場合、すなわち、実際の発音と認識している英語の発音を近づけようとした時、どのような施策がとれるでしょうか?考えられるのは例えば文章の英語をひたすらに音読するなどして、英文の発音に寄せていくなどでしょうか。このやり方は一文一文の英語の音を覚えていくことに他ならないですが、規則性を知ったうえで覚えるのと、やみくもに覚えていくのでは、取得効率に大きな差がでるでしょう。バッティングの練習に例えるなら一度スイングの方法を学んでバットの正しい振り方を抑えてから練習を繰り返すべきであって、バットをやみくもに1000回振っても上達の効率が悪いという話です。

貪欲に方法論を習得し、対策を地道に続けていける強い意志がある方が、スポーツでも学習でもよい成果を得られるのは言うまでもないでしょう。正しいバットの振り方を知る知らないはあなたの自由です。正しいバットの振り方をまずは知りたい方は、勉強法から学んでいきましょう。


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